日立ソリューションズ西日本、金融機関の窓口で受け付ける伝票を電子化するサービス

　株式会社日立ソリューションズ西日本は26日、金融機関の営業店や事務集中部門の業務効率化を低コストかつ短期間で実現するクラウドサービス「金融機関向け 依頼伝票電子化サービス」を提供開始すると発表した。

　「金融機関向け 依頼伝票電子化サービス」は、主に地方銀行・信用金庫などの金融機関で導入されているWebサイトの伝票作成サービスで事前に作成された伝票・依頼書のQRコードを読み取ることで、依頼内容をデータ化するクラウドサービス。

　手作業による打ち込みを廃し、入力ミスなどのヒューマンエラーを防ぐとともに、金融機関の営業店や事務集中部門の負担を削減するとのことで、日立ソリューションズ西日本によれば、営業店でのデータ入力、照印・検印、事務集中部門での資金確保操作・伝票整理・保管など、事務作業にかかる時間を1件当たり約15分短縮できるとした。

　なお、伝票は振込依頼書、振替依頼書、給与・賞与振込依頼書に対応し、今後、入出金伝票、税公金等払込票にも対応する予定だ。

　また役席承認後、全銀フォーマットで勘定系システム連携データが自動作成され、ファイルを送受信サーバーへ連携することが可能。システム上でデータを保管・管理できるため、紙の管理が不要になる点もメリットとのこと。