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日立ソリューションズ西日本、地域金融機関のDX化をマルチクラウドで支援する「金融アプリ統合サービス基盤」

 株式会社日立ソリューションズ西日本は6日、地域金融機関と取引先をつなぐコミュニティネットワークを形成するため、マルチクラウドプラットフォーム「金融アプリ統合サービス基盤」を提供開始すると発表した。

 「金融アプリ統合サービス基盤」は、セキュアな閉域網のクラウド基盤と、オープンなクラウド基盤を統合したマルチクラウドのサービス基盤。セキュアかつオープンな環境で、必要な機能を柔軟に組み合わせて利用可能になっているため、業務効率化とコスト最適化を支援するという。

 具体的には、ベアメタルクラウドとパブリッククラウドを組み合わせた基盤にマイクロサービスを構築し、各サービス間で相互にAPI連携が可能な環境を提供する。また、金融機関と地域企業をつなぐことで、金融機関を主体とした地域とのコミュニティネットワークの形成を支援できる点も特徴。そのために必要な共通の認証基盤を備えるほか、接続形態は、セキュリティ要件に応じて専用線接続もしくはインターネット接続から選択できる。

 さらに、クラウドの運用および提供アプリケーションの開発は日立ソリューションズ西日本が担当するため、地域金融機関や企業はハードウェア・ソフトウェアの調達・開発にかかる作業の負担を最小限に抑えられるとした。

 なお9月26日に発表された、金融機関の営業店窓口で受け付ける伝票のデジタル化を実現する「依頼伝票電子化サービス」が、「金融アプリ統合サービス基盤」の第1弾として位置付けられているとのこと。