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MCデジタル・リアルティとセレンジュノネットワーク、データセンターと海底ケーブルで戦略的提携
2025年9月18日 15:12
MCデジタル・リアルティ株式会社とセレンジュノネットワーク株式会社(以下、セレン)は18日、MCデジタル・リアルティのデータセンターキャンパスと、セレンが運営する太平洋横断海底ケーブルシステム「JUNO」とのシナジーを活かした戦略的提携を開始したと発表した。
提携により、MCデジタル・リアルティのNRTキャンパス(千葉県印西市)およびKIXキャンパス(大阪府茨木市・箕面市)を利用する顧客は、日米間を結ぶ大容量・低遅延の海底ケーブルであるJUNOケーブルを通じて、国際専用回線を迅速に導入・利用できる。
両社は、海底ケーブルは急速に拡大するグローバルデジタル経済を支える基幹インフラとして、その重要性が世界的に高まっており、特に米国とアジア各国の中間に位置する日本は、アジア太平洋地域のデータハブとして重要な役割を担っていると説明。今回の連携により、アジア有数のデータ集積地である首都圏・関西圏にデータセンターを構えるMCデジタル・リアルティの顧客は、北米をはじめ世界各地のデータセンターや顧客拠点などに、さらに高い利便性で接続できるとしている。
これにより、AI活用やイノベーション創出、DX推進に不可欠な大規模なデータの利活用が一層加速すると説明。さらに、国外の顧客も、JUNOケーブルを通じてMCデジタル・リアルティのAI対応データセンターに接続することで、アジアにおけるAIビジネスの展開を拡大できるとしている。
MCデジタル・リアルティとセレンは、提携を通じてグローバルなデータセンターネットワークの発展に寄与し、顧客がデータの力を最大限に活用してグローバルビジネスを加速できるよう、支援していくとしている。