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IIJグローバルとテクマトリックス、セキュリティ運用プラットフォーム「Cortex XSIAM」の導入・運用・監視支援サービスを提供
2025年9月16日 11:00
株式会社IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)とテクマトリックス株式会社は11日、米Palo Alto NetworksのAI主導型セキュリティ運用プラットフォーム「Cortex XSIAM」の導入とその後の運用・監視業務を包括的に支援する、Cortex XSIAM導入支援サービス、運用支援サービス、監視支援サービスを、共同で提供開始したと発表した。
協業では、IIJグローバルがこれまで培ってきたセキュリティ対策における高い技術力や豊富な製品導入実績と、テクマトリックスが持つ深い製品知識およびセキュリティ監視ノウハウを結集し、Cortex XSIAMの導入前のコンサルティングから導入後の運用支援、さらに安定稼働や運用負荷の軽減、継続的なセキュリティレベルの向上までトータルでサポートする。
企業を取り巻くサイバーセキュリティ脅威の高度化・巧妙化を受け、セキュリティオペレーションセンター(SOC)においては、さまざまなセキュリティツールを導入し多角的な分析を行うことで増大する脅威への対処を図っているが、膨大なアラートの確認や複雑な分析をセキュリティアナリストが手作業で対応する運用には限界があり、結果として重大な脅威を見逃すことや、十分な対処ができないというリスクが高まっているという。
こうした課題を解決するために、AI主導型セキュリティ運用プラットフォームCortex XSIAMは、2600以上の機械学習モデルを活用し、XDR、SOAR、SIEM、UEBA、ASMなど多様なセキュリティ運用・監視の機能を統合することで、エンドポイントやサーバーなどからの自動的なログ収集や相関分析、脅威の可視化・自動対応を実現し、企業のセキュリティ運用の大幅な効率化と高度化を推進している。
また、Cortex XSIAMを最大限に活用するうえでの、専門性を要する導入プロセスや運用体制の整備、関連するスキル・知識の習得といったユーザー側の課題に対し、IIJグローバルとテクマトリックスは、これまで培った技術力と実績を結集し、日本企業向けにCortex XSIAM関連サービスをワンストップで提供する体制を構築した。
IIJグローバルは、Palo Alto Networks製品の導入実績を背景に、顧客ごとの多様なセキュリティ課題を的確に把握し、最適なソリューション提案を得意としていると説明。一方、テクマトリックスはディストリビューターとして蓄積してきた深い製品知識と、運用サービス「TechMatrix Premium Support powered by TRINITY(TPS)」など高度な運用支援力を有しており、両社が持つ専門性と経験を融合させ、Cortex XSIAMの初期検討段階から設計・導入、運用・保守に至るまでのシームレスかつ包括的な支援を実現する。
導入支援サービスでは、Cortex XSIAMを導入するにあたり必要となる設計、構築、初期チューニングなどを支援し、スムーズな利用開始を実現する。
運用支援サービスでは、Cortex XSIAMの導入後に必要となる設定チューニングなどの日々のメンテナンスを、チューニング支援やQA対応などを通じて支援する。
監視支援サービスでは、Cortex XSIAMを基盤とするSOCを運営する顧客向けに、検知内容に関するQA対応や分析、監視アラートやインシデントへの対応などを支援する。
これにより顧客は、複雑化・高度化するサイバー脅威に対する万全の体制構築と、業務効率化・省力化の両立を実現できるとしている。