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コンカー、SMB向けライセンス提供をパートナー再販モデル「PMC」へ移行
パートナー独自の付加価値サービスを組み合わせ、パッケージ化して提供可能
2025年9月11日 08:30
株式会社コンカーは10日、SMB向けライセンス提供について、PMC(Partner Managed Cloud)モデルによるパートナー再販へ移行すると発表した。2026年1月以降はコンカーによるダイレクト販売を終了し、PMCモデルへ完全に移行するという。なおコンカーでは、従業員規模500名未満、または中小企業向けサービス「Concur Standard」の採用を検討する企業をSMBとして定義している。
PMCは、パートナー企業が自社のサービスとSAP Concurソリューションを組み合わせ、自社ソリューションとして販売できるパートナープログラム。従来のライセンス再販とは異なり、導入支援や連携ソリューションなど、パートナー企業独自の付加価値サービスを組み合わせ、パッケージ化して提供できるため、顧客企業の多様なニーズに対応可能という。
コンカーでは、2025年7月からPMCモデルによるパートナー再販への段階的移行を開始しており、2026年1月にコンカーによる直販を終了してPMCモデルへ完全移行する。ただし、現在Concur Standardを利用中の企業については、コンカーが継続的にサポートする。
国内では、現時点でニーズウェル、JBS、富士ソフト、リベルタス・アドバイザリーの各社がPMCパートナーとなっており、今後もパートナーを拡充する意向だ。なお、PMCを用いたモデルはSAPグループの他サービスでもすでに導入されており、パートナー企業と顧客企業の双方から高く評価されているとのこと。