ニュース
パナソニック コネクト、配送進捗管理システム「ZetesChronos」に業務日報の出力オプションを追加
物流効率化法の定期報告に活用可能
2025年9月11日 10:00
パナソニック コネクト株式会社は10日、100%子会社で、サプライチェーン実行系ソリューションを手掛けるベルギーZetes(ゼテス)の配送進捗管理システム「ZetesChronos」において、物流効率化法の定期報告に活用できる業務日報の出力機能を追加し、「業務日報サービス」として10月から提供開始すると発表した。
「ZetesChronos」は、輸配送における稼働車両の位置や配送の進捗状況をリアルタイムに見える化することで、配送業務の効率化を実現するソリューション。今回は、国内物流ソリューション事業のコンセプトである「現場から始める全体最適化」に基づき、日本独自の法規制に合わせた形で荷待ちや荷役等時間を可視化し、業務日報を出力するオプション機能「業務日報サービス」を開発した。
「ZetesChronos」は荷待ち時間や作業時間などの時間を自動で蓄積していくため、ドライバーは配送業務に集中でき、手間をかけることなく業務時間を記録可能。また、蓄積したデータを業務日報として出力できるため、ドライバーの負荷を軽減しつつ、より高精度な業務実態の把握を実現するとした。
一方で管理者は、施設別の作業時間や荷待ち時間、積載重量などを業務日報に出力することで、課題のある施設を抽出でき、改善活動に生かせるとのこと。
なお、特定事業者に課せられる定期報告では、月の平均荷待ち時間や荷役等時間を報告する必要があるが、この報告に、今回出力可能となる業務日報を用いることで、実態に即した時間を報告できるようになる点もメリット。加えて、日々の業務実態をデータとして残せるため、問題が発覚した際に、いつから発生したのかを追跡できるとしている。