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CTC、プライベートクラウド環境でシステムのモダナイゼーション検証を迅速に開始できるサービス
コンテナと仮想マシンを共存可能なIT基盤「CUVIC CP+」を活用
2025年9月2日 12:04
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は2日、コンテナと仮想マシンを共存可能なIT基盤「CUVIC CP+」を提供開始すると発表した。サービスの第1弾として、企業の運用環境に類似した環境を構築し、システムのモダナイゼーションを検証できるサービスをクラウドで提供する。
今回、CUVIC CP+サービスの第1弾として提供されるのは、コンテナと仮想マシンを同一のIT基盤上で同時に利用できるプライベートクラウド環境を構築し、システムのモダナイゼーションを検証できるサービス。利用企業の運用環境に類似した環境をクラウドサービスとして提供するため、ハードウェアやミドルウェアなどのIT基盤を個別に準備する必要がなく、新環境でのアプリケーションの動作やコンテナ管理の検証を迅速に開始できるという。
また、アプリケーションの実運用を想定した、コンテナと仮想マシンの管理・運用のシナリオの作成を通して、統合運用の有効性や技術的な課題を把握しやすくなることから、システムの段階的なモダナイゼーションやインフラの統合について、より現実的かつ低リスクでの進行も期待できるとした。
なお同サービスでは、オンプレミス環境と同等の堅牢性を持つホステッドプライベートクラウド上で、AIを活用した次世代型のシステム運用を実施しており、障害の予兆検知や予測を通じて、機密性の高いデータを扱うシステムの安定稼働を支えられるとのこと。オプションとして、システムの移行支援サービスも提供する。
価格は月額75万円(税別)から。CTCでは、企業のクラウドネイティブへのスムーズな移行を実現するため、スモールスタートが可能な本番環境の提供や、仮想マシンからコンテナへの移行支援など、サービスメニューを順次拡充していく考えだ。