マツリカの営業AIエージェント「DealAgent」、HubSpotとの機能連携で営業活動の一元管理と効率化を実現

　株式会社マツリカは5日、自社の営業AIエージェント「DealAgent」が、HubSpot Japan株式会社のCRMプラットフォーム「HubSpot（ハブスポット）」との機能連携を開始したと発表した。DealAgentのAIエージェントがWebサイト上で獲得した見込み顧客データをHubSpotに自動連携し、営業活動の一元管理と効率化を実現するとしている。

　「DealAgent」は、マーケティング・営業プロセスの各フェーズで人間に代わって業務を担い、自律的に顧客の情報収集・検討プロセスを前に進めるマーケティング・営業専門のAIエージェント。一方の「HubSpot」は、顧客管理、営業管理、MA、CMSなどを1つのプラットフォームで利用可能なクラウドサービスである。

　今回は、この両製品間で双方向のデータ連携が可能となった。Webサイトでの顧客接点データと営業管理システムのデータを統合することにより、マーケティングから営業まで、一貫したWeb接客を容易に実現できるという。

　具体的には、DealAgentがWebサイト内のAIチャット経由で獲得した新規問い合わせデータを、リアルタイムでHubSpotに自動送信できる。今後は、AIチャット内の対話ログや関心事項などの詳細情報も含めて連携することで、これまでは獲得できなかった顧客の直接的な興味関心の情報を、SFA/CRMにデータとして補完できるようにする計画だ。

　また、HubSpotに蓄積された企業情報をDealAgentに連携し、メールアドレスをキーに、社名・部署・役職などの情報を自動的に補完することで、より高い精度で顧客情報を把握できるようになるとしている。