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マツリカの営業・マーケティングAIエージェント「Mazrica Engage」、効果的な学習を実現する新機能を提供

 株式会社マツリカは2日、営業・マーケティングAIエージェント「Mazrica Engage」(旧称:DealAgent)において、AIエージェントのナレッジ機能を提供開始したと発表した。従来のコンテンツ読み込み型の学習に加え、1)FAQ形式での詳細学習、2)AIによる自律的な追加学習提案、3)Webサイト全階層の自動読み込み(12月中の対応予定)が可能になるという。

 Mazrica Engageは、営業・マーケティングプロセスの各フェーズにおいて、AIエージェントが人間に代わって業務を担い、自律的に顧客の情報収集・検討プロセスを実施する営業・マーケティングAIエージェント。このエージェントは従来、PDFやWebサイトなどのコンテンツを読み込んで学習していたが、資料に記載されていない細かい質問への対応や複雑な回答には限界があり、企業が保有する膨大な知識をAIに効率的に学習させることが課題となっていたという。

 そこで今回は、こうした課題を解決するための3つのアップデートを順次実施する。

 1つ目の「FAQ形式での詳細学習」では、PDFなどの資料に加え、細かい質問や想定問答をQ&A形式で追加学習できるようにした。資料に記載されていない内容もテキスト形式で簡単にインプット可能なため、より精度の高い応対を行うAIを簡単に構築できるようになったという。

 また、2つ目の「AIによる自律的な追加学習提案」では、AIが回答に迷った質問や、意図した回答ができなかった質問を自動抽出し、追加学習すべきポイントを提案できるようになった。この機能を活用すると、運用しながらナレッジを継続的に改善していけるとのこと。

 さらに、12月中に実装する予定の「Webサイト全階層の自動読み込み」によって、URLを入力するだけで、配下ページを含むWebサイト全体を自動学習できるようにする。指定したURLのみの学習にとどまっていた従来と比べて、学習設定の簡易化を実現でき、少ない手間で広範な質問に対応可能となることで、顧客体験の向上が期待できるとしている。