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東京システムハウス、AIがCOBOLの仕様書作成や質疑応答に対応する「AIベテランエンジニア」に外部接続用のMCP Serverを搭載

 東京システムハウス株式会社は31日、ベテランエンジニアの代わりにAIがCOBOLの仕様書作成やCOBOLシステムの質疑応答に対応する「AIベテランエンジニア」について、MCP Serverを搭載し、主要なAI駆動開発ツール/開発環境からCOBOLシステムのナレッジ参照やソースコード修正案の受け取りなどが可能となる新バージョンをリリースしたと発表した。

 MCP(Model Context Protocol)とは、Anthropicが開発した生成AIモデルと外部ツールやデータソースを接続するための標準化されたプロトコル。東京システムハウスは、AIベテランエンジニアのMCP Serverを提供する。

概要図

 AI駆動開発ツール(MCP Client)が、AIベテランエンジニアのMCP Server(mcp-ai-legacy-expert)に接続し、ユーザーがCOBOLプログラムの修正やリファクタリング、不具合対応をチャットで依頼すると、AIベテランエンジニアがCOBOLシステムのナレッジに基づいた最適な修正案や対応案を返し、それに応じたソースコード反映や対処を自動で実施できる。

 さらに、これまでのGoogle Chatや既存ウェブサイトに埋め込み可能なウィジェットに加えて、Google Workspaceを利用していない顧客向けに、Gradioを新たにサポートした。利用環境に合わせた最適なチャットツールで、AIベテランエンジニアを利用できる。

GitHub Copilotでの利用例
Gemini CLIでの利用例