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CTC、多様なセキュリティ製品の検証環境「CSL」を利用したセキュリティ対策支援サービスを提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は29日、セキュリティ製品の検証・比較を目的としたマルチベンダー検証環境「Cyber Security Lab(CSL)」を活用したセキュリティ対策支援サービスを、同日より提供開始すると発表した。

 「CSL」は、複数のセキュリティ製品の機能や既存システムとの連携などを短期間で確認できるセキュリティ製品の検証環境。顧客企業の要望に応じたシステム環境を疑似的に再現して検証でき、性能や運用、費用など複数の観点を考慮しながら、さまざまな製品を組み合わせた適切なソリューションを選定できるという。

 今回提供するのは、この「CSL」を活用したセキュリティ対策支援サービス。「CSL」には、クラウドセキュリティ、エンドポイントセキュリティ、ID管理・アクセス制御、統合監視・運用自動化など、広い領域をカバーするセキュリティ製品を常時20点以上備えているとのことで、短期間での導入につなげることにより、顧客企業のシステムでのデータ漏えいや停止といったリスクの低減に貢献するとした。

 比較検証にあたっては、CTCのセキュリティ専門家が各企業のニーズに合ったベストプラクティスを提案し、類似製品の選定、確認項目の洗い出し、検証環境の構築を含め、実際のシステム導入や動作テスト、運用・監視までを一貫して支援する。

マルチベンダー検証環境「Cyber Security Lab」 ソリューションの一例

 なおCTCは、今後3年間で「CSL」における製品数を30点に拡充する予定で、CTCの強みである組み合わせの技を生かしてさまざまなセキュリティ製品を検証しながら、セキュリティソリューションの提案力やエンジニアの技術力の強化につなげ、顧客企業における安定したシステムの運用を支援するとしている。