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アドバンスト・メディアの文字起こし支援アプリ「ScribeAssist」、オフライン環境で利用可能な要約機能を提供へ

 株式会社アドバンスト・メディアは19日、議事録ソリューション「VoXT One(ボクスト ワン)」で提供している文字起こし支援アプリケーション「ScribeAssist」において、オフライン環境で利用可能な、生成AIを活用したスタンドアロン型の要約機能を、2025年秋より提供開始すると発表した。「ScribeAssist」のユーザーは、追加料金なしで利用できる。

 「ScribeAssist」は、AI音声認識「AmiVoice」を搭載した、インターネットへ接続せずに利用できるスタンドアロン型の議事録ソリューション。個人情報や非公開情報を含む会議でもセキュアな利用が可能な製品として、多くの企業や自治体で利用されているというが、従来の要約機能では、利用にあたってはクラウド環境との接続が必要となっていたため、オフライン環境で利用できるスタンドアロン型での提供を求める声が多かったという。

 そこで今回、クラウドに接続しなくとも利用可能な、スタンドアロン型の要約機能を新たに提供することが発表された。機密性の高い会議でもデータ漏えいのリスクを抑えられるので、安心して活用できるとのこと。

 なお要約形式は、「議事録」「要点まとめ」「カスタム」の3種類を提供する。

 このうち「議事録」形式は、議題ごとに概要・決定事項・ネクストアクションを整理し、会議の記録として活用できる構成にまとめるもの。2つ目の「要点まとめ」形式は、議題ごとの主要なポイントを簡潔に抽出し、情報を素早く把握したい場面に適している。また3つ目の「カスタム」形式では、ユーザー自身で自由にプロンプトを入力できるようになっており、会議の目的や共有先に応じて最適な形式で要約を生成可能とした。

 さらに、目的に応じて「スピード重視」「精度重視」の2種類から最適な要約スタイルを選択できるとのことだ。