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サイオステクノロジー、データ連携により業務の自動化と効率化を実現するiPaaS製品「Boomi Enterprise Platform」を販売

 サイオステクノロジー株式会社は18日、米Boomiとの業務提携を発表した。これにより、サイオステクノロジーは、iPaaS製品「Boomi Enterprise Platform」を日本国内の販売代理店として販売し、加えて開発支援や運用のコンサルティングサービスを提供する。また、今後、両社はセミナー開催などのマーケティング活動および導入に向けた営業活動を共同で展開し、拡販を進める。

 Boomi Enterprise Platformは、組織のあらゆるデータを連携し、業務の自動化と効率化をローコードで実現するiPaaS。オンプレミスやクラウド上に存在する多種多様な業務システムを簡単に連携できるよう各種コネクターを搭載しており、複雑なシステム間連携を自社内で効率的に行える。また、このローコードプラットフォームを活用することで、技術的な専門知識を持たないユーザーでも、アプリケーションやデータを容易に連携できる。

「Boomi Enterprise Platform」のイメージ

 柔軟なデプロイメントオプションにより、オンプレミス、クラウド、またはハイブリッド環境での運用が可能。API管理の一元化が可能で、APIの乱立を整理し、一元管理することでIT部門の負担を大幅に軽減するとともに、セキュリティ強化を実現する。

 データハブ機能として、複数のアプリケーションに分散するマスターデータを関連付けすることで、データ連携を効率化し、迅速なプロセスを実現。200以上のオンプレミスおよびクラウドのアプリケーションに連携するためのネイティブコネクター提供により、ノーコードでもカスタムコードでも幅広いデータソースに接続できる。

 さらに、独自開発されたAI機能「Boomi AI」の活用により、システム連携の構築や自動化プロセスの整理、問題の解決まで、あらゆる業務をよりスピーディーに進められる。

 これらの包括的な機能により、ユーザーは業務プロセスを自動化し、時間とコストを削減できる。また、リアルタイムで必要なデータにアクセスすることで、迅速な意思決定を可能にする。さらに、FedRAMP、SOC 1、SOC 2、ISO 27001認証など、エンタープライズグレードのセキュリティを備えている。

 サイオステクノロジーは、ワンストップサービスとして提供している「API・AIエコシステムデザインソリューション」に、新たにBoomi Enterprise Platformを加えることで、多様化・複雑化する顧客のシステム連携やデータ連携に関する課題を解決し、企業のDX推進をさらに加速させる支援体制を強化するとしている。