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テクマトリックス、開発データを自動で収集・可視化するダッシュボードツール「Quomiru」

 テクマトリックス株式会社は4日、ソフトウェア開発支援ダッシュボードツール「Quomiru(クオミル)」を販売開始すると発表した。プロジェクトリーダーが見たい情報を見たい形でダッシュボード化することで、ソフトウェア開発の進行管理を支援するという。まずはクラウド版が提供され、次いでオンプレミス版が2025年度中にリリースされる予定。いずれも、ライセンスは年間ライセンスでの提供となる。

 「Quomiru」は、複数のツールや開発支援システムから自動的に情報を収集し、ダッシュボードに統合して可視化するツール。ソフトウェア開発状況の「進捗」「品質」「リスク」をリアルタイムに可視化することにより、リリーススピードと品質の両立を支援できるという。

 収集については、コードコミットやチケットなどの開発アクティビティ、ソースコードの静的解析結果やメトリクスなどのデータを、データコレクターが自動的に収集する仕組みを備えている。

 また、さまざまな分析結果を表示するウィジェットがあらかじめ搭載されているので、データの収集を設定するだけで利用を開始できる。例えば、ソースコードコミットの傾向やチケットの消化傾向から「進捗分析」、静的解析の違反数やソースコードメトリクスで「品質分析」、差分行数が著しいファイルで「リスク分析」を行い、グラフや数値で表示するとのこと。

 さらに、複数のプロジェクトから収集したデータを1つのダッシュボードで閲覧できる点も特徴。ウィジェットを並べて表示することにより、プロジェクト間の比較・状況を直感的に把握できるとした。なお、ダッシュボードの表示内容はレポートとして保存可能で、レポートにコメントを残す機能も備えているので、プロジェクトの振り返りやチーム内の情報共有に役立つとしている。