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LPI-Japan、ベンダーニュートラルなOpenStack技術者認定試験の予約受付を開始

 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下、LPI-Japan)は28日、「OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験)」を10月26日より配信開始すると発表した。受験予約は、ピアソンVUE社が9月28日より受付開始する。受験料は3万円(税別)。

 「OPCEL認定試験」は、OpenStackに関する専門知識や構築、運用管理のスキルを認定する試験。特定ベンダーのディストリビューションに依存しない中立な試験で、LPI-Japanの理事企業であるNEC、富士通、日立のOpenStackに精通した技術者、および世界中のOpenStackの専門家から協力を得て、市場分析・業務分析を実施し、グローバルな体制で開発されたという。

 試験はCBT(Computer Based Testing)方式で行われ、試験時間は90分。受験に際しては、LPICレベル1以上のスキルを保有していることを推奨するが、前提となる保有資格は設定されていない。

 LPI-Japanによれば、この試験に合格したエンジニア(OPCEL認定プロフェッショナル)は、OpenStack環境の構築・運用管理に必要な技術力を持ち、質の高いクラウドインフラを構築できるプロフェッショナルであることを証明できるとのこと。

 認定の有意性の期限は3年間。なお、対応するOpenStackは「Kilo」バージョンだが、対応バージョンとの特有な依存関係を最小限にしながら認定試験としての有効性を維持できるように開発されているため、新バージョンがリリースされても、認定資格の有意性は維持されるとした。

 試験の対策教材としては、「OPCEL認定試験 対策教科書(仮題)」が10月下旬に、「OpenStack構築運用トレーニングテキスト -OPCEL認定試験対応-(仮題)」が2016年2月にリリースされる予定としている。

石井 一志