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LPI-Japan、OpenStack技術者認定試験のVer.2.0をリリース

 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下、LPI-Japan)は10日、OpenStackの技術者認定試験「OPCEL認定試験」のVer.2.0をリリースした。OPCEL認定試験 Ver.2.0は10月10日より受験可能。また、2019年4月9日までは旧バージョン(Ver.1.0)の受験も可能となっている。

 OPCEL認定試験 Ver.1.0は、OpenStackに関する専門知識や構築、運用管理のスキルを認定する試験として、2015年10月に配信を開始。大手通信事業者、パブリッククラウドやプライベートクラウドを構築する企業のほか、数多くの教育機関などで採用が進んでおり、業務の現場で必要とされる即戦力の知識・技術を有していることを証明できる認定試験として、企業内での活用も広がっているという。

 一方、Ver.1.0をリリースしてから3年の間にクラウドを取り巻く環境は大きく変化し、同時にプライベートクラウドの根幹技術であるOpenStackも、リリースを重ねるごとに成熟していき、日本においても商用システムでの活用事例が数多く出ていると説明。

 こうした状況を受け、新バージョンとなるOPCEL認定試験 Ver.2.0では、OpenStackの対応バージョンについて、現在商用システムで最も利用されている「Mitaka」から最新の「Queens」まで幅広く対応。また、商用システムで活用度の高いコアコンポーネントの選択と集中を行うとともに、コマンドオプションの暗記問題を低減し、即戦力を問う知識問題を増加した。

 LPI-Japanでは、OPCEL認定試験を活用することで、企業にとっては幅広いスキルを持ったエンジニアの育成ができ、また技術者にとってはスキルアップやキャリアップを目指すことができるとしている。