ニュース

ソフトバンク、SDN/NFV技術を活用したネットワークサービスを提供へ

ユーザー自らが情報の確認やポリシー変更を行えるポータル機能も

 ソフトバンク株式会社は16日、統合VPNサービス「ホワイトクラウド SmartVPN」において、SDN(Software-Defined Networking)、NFV(Network Function Virtualization)の両技術を活用した、次世代クラウドネットワークサービスを提供すると発表した。2016年2月から順次、受付開始する予定。

 今回の新サービスは、ネットワーク仮想化技術のSDN/NFVやオーケストレータを活用し、柔軟性と迅速性を備えたネットワークサービス。仮想ネットワーク環境で20以上のVNF(Virtual Network Function)、PNF(Physical Network Function)サービスを幅広く提供する。また、専用型VNF/PNFサービスとしてUTM/ファイアウォール、SSL-VPN、Webセキュリティ、メールセキュリティといった各種サービスを用意するほか、共用型PNFサービスとして1Gbps共用UTMサービスも提供する。

 これらのサービスを利用すると、設備投資や運用コストの削減と、サービス導入期間の短縮を実現し、効率的で迅速なビジネス展開が可能になるという。また、ソフトバンクのデータセンターで提供するクラウドやコロケーションサービスと組み合わせることで、よりセキュアな環境で、これらのサービスを利用できるとのこと。

 さらに、サービス状況の可視化(モニタリング)とオンデマンドで設定変更(プロビジョニング)を実行可能な、カスタマーポータルを提供する。モニタリングについては、障害情報/計画メンテナンス作業の情報、トラフィック情報、各種ログ情報、契約内容一覧などを確認可能。

 プロビジョニングでは、事業者クラウドとの新規開通/契約帯域や、ネットワーク(アクセス回線)の機能設定とアドレス、「UTM(統合脅威管理)サービス(仮称)」のセキュリティーポリシーや「リモートアクセスサービス(仮称)」のVPNポリシーなどを、ユーザー自らが変更できる。

石井 一志