ソフトバンクテレコム、クラウドサービスと親和性の高いVPNサービス「ホワイトクラウド SmartVPN」


 ソフトバンクテレコム株式会社は9日、クラウドサービスと親和性の高い統合VPNサービス「ホワイトクラウド SmartVPN」を発表した。8月1日より申し込みを受け付ける。

 ホワイトクラウド SmartVPNは、クラウドサービスとの高い親和性をコンセプトに開発されたVPNサービス。これまで個々に提供してきたIP-VPN、広域イーサネットなどのネットワークサービスを統合し、ソフトバンクテレコムのクラウドサービス「ホワイトクラウド」とのシームレスな接続や、モバイル端末からのリモートアクセスまでを含めて提供する。

 具体的には、統合型のVPNサービスとして通信レイヤ(L2/L3)の料金を一本化しているので、ユーザーは希望する通信レイヤとサービスグレードを組み合わせるだけで、各拠点に適したクラウド接続環境を簡単に構築できる。

 またクラウドサービスとの親和性については、ネットワーク接続回線を新たに手配することなく、ホワイトクラウドの各種サービスとのシームレスな接続を実現。オンラインストレージの「ホワイトクラウド PrimeDrive」500MB分を標準提供するほか、今後はWeb会議サービス「ホワイトクラウド ビデオカンファレンス」3ID分、リモートアクセスサービス「ホワイトクラウド インターネットVPNアクセス」5ID分を標準提供する予定という。

 加えて、従来はVPNサービスごと、ホワイトクラウドのサービスごとに設置していたユーザーからの問い合わせ窓口を統合し、申し込みから保守・運用までをワンストップ対応できる体制を整えた。

 なおラインアップは、ギャランティサービスの「Etherコネクト」「Etherアクセス」「DCアクセス」、ベストエフォートの「光アクセスS」「DSLアクセスS」「光アクセスプランF」「DSLアクセスプランF」などを用意する。

 価格は、光アクセスプランFの場合、初期費用が3万1500円から、アクセス回線利用料が月額1万2600円から。

関連情報
(石井 一志)
2012/7/9 15:25