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富士ソフトとLES、Windows Server 2003移行支援で提携

「Lenovo Windows EOS 駆け込み寺」へ富士ソフトがパートナー参加

 富士ソフト株式会社とレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社(LES)は15日、Windows Server 2003からの移行支援で提携すると発表した。

 Windows Server 2003は、2015年7月に日本マイクロソフトからのサポート終了が迫っており、依然として同OSを利用している企業などを支援するため、各社がサービス提供を行ってきた。

 富士ソフトでも2014年7月に、Windows Server 2003サポート終了特設サイト「らくらくサーバー移行コンシェルジュ」を開設したほか、同年8月にはWindows Server 2003 環境の移行支援サービス「らくらくアップグレード for Windows Server 2003」の提供を開始している。このサービスは、Windows Server 2003で稼働しているアプリケーションサーバーを、独自技術の集約により、アプリケーションの互換性問題を解消してOSアップグレードを自動化し、アップグレード後の仮想サーバーイメージを提供するものだ。

 一方のLESでは2014年12月、東京・秋葉原の本社内に「Lenovo Windows EOS駆け込み寺」を開設。企業ごとに異なるIT環境を簡易診断し、「LES Windows EOSソリューション・パートナー」が提供する各種移行支援ソリューションの中から、最適なソリューションの提案を行ってきたという。

 今回の提携により、富士ソフトの「らくらくアップグレード for Windows Server 2003」が、この「Lenovo Windows EOS駆け込み寺」のソリューションメニューとして追加された。これにより企業は、より多様な選択肢から自社環境に適した移行ソリューションを選択することが可能になったとのこと。

 なお、これらの移行支援ソリューションは、「LES Windows Server 2003移行パートナー」16社を通じて、System xサーバーをはじめとする最新のIT基盤とともに、ワンストップで提供されるとしている。

石井 一志