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NTTPC、「フレッツ 光ネクスト」のIPv6 IPoEを利用したインターネット接続サービス

 株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は2日、インターネット接続サービス「InfoSphere ダイレクトコネクト」を受付開始したと発表した。NTT東日本・NTT西日本が提供する「フレッツ 光ネクスト」の基本機能IPv6 IPoEを利用したサービスで、11月4日より提供開始する。

 InfoSphere ダイレクトコネクトでは、従来のInfoSphere「フレッツ」接続サービスで採用していたPPPoE方式ではなく、IPv6 IPoEを使用することにより、より大容量かつ通信品質が安定したインターネット接続を実現しているのが特徴。業務用Webアプリケーションやクラウドサービスなどの利用に適しているという。

 またIPv6 IPoEの特長を生かして、通信トンネルを自社ネットワーク内で終端する構成を採用した。ネットワーク構成(データの通信経路)がシンプルになったことで、混雑に強く、信頼性の高いネットワークサービスを提供できる。さらに万一の故障時でも、切り分け作業を短縮化できるため、早期の復旧が可能になるとした。

 加えて、接続用のグローバルIPアドレス(IPv4)を固定的に割り当てているので、既存のIPv4設備を生かしたままインターネットVPNや、モバイルからのリモートアクセスなどが利用可能。接続IPアドレス制限などによる、クラウド接続時のセキュリティ向上にも活用できるとしている。

 なお、NTTPCがフレッツ 光ネクストおよびレンタルCPEの手配を行うため、NTT東日本・NTT西日本への回線手配やルーターの設定・設置手配を、ユーザー側が行う必要はない。故障発生時にも、NTTPCが故障原因(InfoSphere網、フレッツ 光ネクスト、CPE)の特定を行い、サービス復旧を迅速に行うとのこと。故障受付は24時間365日対応する。

 価格例は、固定IPを1つ付与する「ダイレクトコネクト ベースコースIP1タイプ」が、初期費用5万円(税別)、月額費用1万9800円(税別)。利用開始月を含めた翌月から12カ月間の最低利用期間が設定されている。

石井 一志