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経堂農大通り商店街がiBeaconで街歩きを楽しく、36カ国語で情報発信

 世田谷区の経堂農大通り商店街に36カ国語対応Beaconサービスが導入された。アプリックスIPホールディングス株式会社(以下、アプリックス)と道駅構内や街中の周辺案内図などを手がける表示灯株式会社が協力。アプリックスの屋外設置用Beaconと自動翻訳Beaconアプリ「hubea」により、地域住民やそこに住む外国人、訪日観光客に向けた情報発信を行う。

 従来、Webサイトの作成やスマートフォン対応などにより、積極的に商店街の魅力を伝えてきた経堂農大通り商店街。さらに刻々と位置が変化するスマートフォンでのWeb閲覧者に対し、最適なタイミングと場所で情報提供できないかと考え、今回の仕組みを導入した。

 この仕組みでは、商店街のWebコンテンツとアプリックスのBeaconを組み合わせ、訪問者が商店街を歩いているまさにそのときに、リニューアルされた情報を届けられる。また、自動翻訳Beaconアプリも用意することで訪日外国人にも対応。Webサイトそのものを多言語化しなくても、Webコンテンツを自動翻訳し、最適な言語で表示できるという。36カ国語に対応する。

Beacon技術でスマホへ情報発信
hubeaを使うと飲食店のメニューなども翻訳表示される

 経堂農大通り商店街振興組合理事長の川村昌敏氏は「商店街・街歩きの楽しさを伝えるため、ビーコン技術を採用した。また外国の方にも楽しんでもらえるよう、他言語に対応。今回のビーコン導入を機に、商店街の各店舗が自由に情報発信できるようにTwitterを使ったシステムも考えている」と述べている。

川島 弘之