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アプリ開発不要、店舗に置くだけで集客向上できる「おもてなしBeacon」

 アプリックスIPホールディングス株式会社(以下、アプリックス)は2日、訪日外国人向けに店舗・商品・メニューなどを40カ国語以上に自動翻訳して案内できる「おもてなしBeacon」を発表した。特徴は、スマホアプリ開発やデータ設定作業が不要で、Beaconを設置するだけで、こうした「おもてなしサービス」が始められる点。

 Beaconを活用したO2Oサービスが広がっているが、スマホと連携するためのアプリ開発やサーバー設置などの事前準備が必要で、商店街や独立系店舗にはそれなりに負荷がかかる。

 そこでBeaconの購入者向けに提供しているアプリ「hubea」を活用し、Beacon端末を店舗に置くだけで、店舗サイトなどのコンテンツを40カ国以上に自動翻訳して、訪日外国人向けに案内できるようにしたのが「おもてなしBeacon」。

 Beaconが発する電波をスマホ(hubea)がキャッチすると、その店舗の情報が自動翻訳されて通知される。たとえば、飲食店でメニューを翻訳することも可能。メルマガやFacebookページを店内で案内することで、リピーター増加にも寄与するという。

 サーバー設定が不要なのは、「おもてなしBeacon」の購入ページで表示したいWebページやメッセージを入力して購入するため。設定が自動化されるため、届いたBeaconに電池を入れて店内に設置するだけで、「おもてなしサービス」が開始できる。

 価格は初期費用が2800円。月額費用はかからない。初期費用も無料となるキャンペーンも実施している。

川島 弘之