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x86サーバーの平均単価は前年より上昇、円安やサーバー統合が影響～IDC Japan
（2014/3/17 17:51）
IDC Japan株式会社は17日、2013年の国内サーバー市場動向を発表した。それによると、同市場規模は前年比1.1％増の4608億円、出荷台数は前年比0.5％減の57万台だったという。
出荷金額については、x86サーバー、メインフレーム、ビジネスサーバー、スーパーコンピュータが前年から出荷額を増やした一方で、UNIXを主なOSとするIA64サーバーとRISCサーバーは、ともに前年比で40％以上のマイナス成長になった。UNIXサーバー市場が大幅減になった背景には、この市場そのものが更新需要を主体とするため、新たなシステム需要を取り込めていないことが挙げられるという。
特に出荷額を増やしているのはx86サーバーで、市場全体に占める割合は前年から7.3ポイントアップし、63.1％となっている。単価についても、円安の影響による部材コストの上昇やサーバー統合を背景に、平均単価が前年から14.3％上昇。「景気回復の兆しも見られたことで、2013年には情報サービス関連だけでなく、金融、製造、官公庁関連の大口案件も目立った。今後も国内サーバー市場は、x86サーバーが市場の動向を左右することになるだろう」と、IDC Japan サーバー リサーチマネージャーの林一彦氏は説明している。
国内サーバー市場全体のベンダー別の出荷額では、富士通とNECの出荷額シェアがともに20.6％で首位タイを記録。富士通は、x86サーバーの出荷額で前年比2けたの成長を確保したこと、NECはメインフレームで大型機の出荷が好調だったことがその要因という。一方、x86サーバーの出荷台数においても、NECと富士通がともに1位を獲得した。
