伊藤忠ケーブルシステム、会議室とオンラインのハイブリッド会議に向けたシステム「EasyRooms」を提供

　伊藤忠ケーブルシステム株式会社は13日、米Avidexが開発したオンライン会議システム「EasyRooms」を提供開始した。

　EasyRoomsは、会議室に専用コントローラー、モニター、カメラ、スピーカー、マイクを常設し、普段使用しているスケジューラーと連携させることで、会議開始時刻にコントローラーをワンタッチするだけでビデオ会議を迅速に開始できる。シンプルな操作性により、ユーザーフレンドリーなオンライン会議体験を提供する。

　AIによる高度な集音機能とノイズキャンセリング機能により、クリアな音声でのコミュニケーションを実現。AIビデオインテリジェンスを活用し、高画質かつ臨場感のある映像を提供する。スピーカー（発話者）を特定し、自動でフォーカスすることで、より自然な会議体験をサポートする。

　追加マイクにより、集音範囲の拡大と雑音・エコーを排除し、会話のみをキャプチャすることにより、大規模な会議でも高音質かつ効率的な音声伝達を可能にする。高品質な会話集音によりAI音声認識ツールを使用し、リアルタイムで正確な文字起こしと議事録の作成を行い、会議内容の共有を素早く行える。

　また、伊藤忠ケーブルシステムが提供するマネージドサービスを通じて、リモートで顧客のAVシステムを監視し、予防保守やシステムヘルスチェックを行う。不具合発生時には、リモートでの故障診断やトラブルシューティングを提供し、迅速な修理や代替機の貸し出しを通じて、運用可能な状態に速やかに復元する。

　さらに、会議室の稼働率、参加人数、オンライン会議かローカル会議かのモニターも行い、定期的にレポートを行うことで、オフィスDXによる執務空間の効率化改善を可能にする。

　伊藤忠ケーブルシステムでは、サービスを今後3年間で100室に導入することを目指す。