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Windows AzureとIIJ GIOがクラウド間相互接続に対応、VPN機能「Windows Azure 仮想ネットワーク」を利用

アライドテレシスのルータもWindows Azure 仮想ネットワークで動作検証済み

 日本マイクロソフト株式会社は17日、クラウドサービスであるWindows Azureにおいて、「インフラストラクチャサービス」の正式提供を開始したが、その1つであるVPN機能「Windows Azure 仮想ネットワーク」(以下、仮想ネットワーク)を利用したサービス、また接続認定機器などが各社から発表された。

 まず、株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は、オーダーメイド型のクラウドサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス」が、「仮想ネットワーク」機能を利用し、Windows Azureとのクラウド間相互接続に対応したと発表した。IIJはすでに、自社開発のルータ「SEIL(ザイル)シリーズ」を利用したWindows Azureとの相互接続テストを実施しており、SEILシリーズを介して、セキュアに接続できることを検証している。

 またアライドテレシス株式会社も、自社のエンタープライズ向けVPNアクセスルータ「ARファミリ」が、「仮想ネットワーク」との接続検証を終えたと発表している。この結果は、アライドテレシスおよび日本マイクロソフトのWebサイトにおいて、設定例資料として公開されているため、「仮想ネットワーク」を用いたクラウドとの接続をよりやりやすくなるとのこと。対象のルータ製品は、AR415S/AR550S/AR560S/AR570S。

(石井 一志)