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CTC、MITの産学連携プログラムに加盟、AIやハプティクスなど最先端分野の研究・技術開発を強化

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は1日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)が提供する産学連携プログラム「Industrial Liaison Program(以下、ILP)」に4月1日付けで加盟したと発表した。CTCは、MITの研究者や加盟企業との連携を通じて、AI、セキュリティ、ハプティクス(触覚技術)などの最先端分野における研究・技術開発を強化し、先進的なサービス創出を目指す。

 MIT ILPは、加盟企業とMITの研究者をつなぎ、共同研究や技術移転、スタートアップとの連携などを可能にする産学連携プログラム。1948年に設立され、現在では260を超える企業・組織などが加盟している。MITの研究者や専門家との個別面談、技術的な課題に応じて加盟企業やMIT発のスタートアップとの連携支援など、イノベーション創出に向けた多彩な支援が受けられる。加盟する企業同士の交流機会も提供され、共通の課題に対するディスカッションや共同研究のきっかけづくりも行われている。

 CTCは、MIT ILPへの加盟により、MITの研究者との対話やマッチングを通じたAI、セキュリティ、ハプティクスなどの最先端分野の技術検証を進め、新事業の創出につなげる。また、研究段階にある先進技術や有望なスタートアップとの早期連携が可能になることで、次世代サービスの開発や技術力のさらなる向上を目指す。

 CTCは今後も、MIT ILP加盟企業のコミュニティに積極的に参加し、グローバルな視点での技術戦略の構築を通じて、オープンイノベーションに取り組んでいくとしている。

MIT Industrial Liaison Programのロゴマーク