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東芝デジタルソリューションズの「現場作業見える化パッケージ」、高所作業・落下検知データの収集に対応

現場の改善活動を支援する有償のコンサルサービスも提供可能に

 東芝デジタルソリューションズ株式会社は24日、作業員の活動状況を見える化し作業改善と生産性向上を実現するソリューション「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ」の新版を提供開始すると発表した。

 「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ」は、作業員が携帯・装着するリストバンド型センサー、ビーコン、スマートフォンなどのデバイス類から、位置・動作・状態・発話などのさまざまな情報を収集・蓄積し、データを見える化・分析することで、作業改善による生産性向上や作業員の安心・安全の確保を支援するソリューション。

 今回の新版では、東芝インフラシステムズが開発したリストバンド型センサー「MULiSiTEN MS200」を新たに採用し、従来の暑さストレスレベルに加え、高所作業・落下検知データの収集が可能になった。

 また、従来のビーコンを使った屋内での作業記録に加え、リストバンド型センサーに内蔵されたGPSにより、屋外での作業場所と作業時間を自動記録できるように機能を強化。作業記録の自動化範囲が拡大したことにより、業務効率のさらなる向上が図れるという。

 加えて、ビーコンやリストバンド型センサーのデータを監視し、特定の条件で、作業員が携帯するスマートフォンに監視情報をリアルタイム通知する機能を搭載した。作業場所の温度上昇を検知し、休憩や水分補給を作業員に促すなど、現場の中で発生するさまざまな変化をタイムリーに把握できるため、作業効率の低下を抑制するとしている。
 さらに今回は性能向上が図られており、位置データと状態データ(MULiSiTEN MS200のセンサーで収集されるバイタルデータや環境データ)については、同時に100名分のデータをリアルタイム処理できるようになったほか、動作データと発話データは、20名分のデータをリアルタイムに処理できる。

 このほか、以前から無償で提供しているBIツール(MotionBoard、PowerBIなど)、Excelの見える化テンプレートに加え、有償のオプションとして、現場の改善活動を支援するためのコンサルテーションサービスも提供を開始するとのこと。