ニュース
JBS、従業員のCopilot活用状況の分析から生産性向上と定着化を支援するサービスを提供
2025年3月24日 08:00
日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)は19日、Microsoft 365に蓄積された行動データの分析により、Microsoft 365 Copilot(以下、Copilot)の活用定着化と生産性向上を支援するサービス「Microsoft 365 Copilot向け診断 with Microsoft Viva Insights(以下、Copilot診断サービス)」を提供開始した。
Copilot診断サービスは、従業員がCopilotを使ってどのように仕事をしているかの働き方や行動のデータを分析し、業務効率化・生産性向上の示唆を得られるサービス。
Microsoft 365の機能であるMicrosoft Viva Insightsを用い、1)Copilotを使った働き方のデータを取得、2)JBSが開発した4つのテーマでデータを分析・可視化し、レポート、3)ワークショップ形式で測定の手法を提供――の3ステップで提供する。
サービスにより、Copilotの利用状況がデータで可視化され、どのようにCopilotを活用すればビジネス効果が得られるかを考えるヒントが導き出される。データによって定着状況が明確に分かり、費用対効果を最大化するための対策をスムーズに取ることが可能となる。
分析・可視化レポートは、Microsoft Viva Insightsで取得したデータを分析し、JBSが開発した4つのテーマに沿って22のレポートを提供し、利用状況の可視化とさらなる定着化のための示唆を導き出す。
4つのテーマのうち、「Copilot活用度合い」は、OfficeアプリごとのCopilotの利用状況や、ユースケース別にCopilotの活用状況を計測する。「Copilot活用による業務適正化」は、Copilotの活用によって、会議やコミュニケーションなどの協働作業の削減や、フォーカス時間の確保などに効果があることが期待される。それらを複数の異なる観点のレポートから、多角的に分析できる。
「創出時間の活用」は、業務適正化レポートで示された評価に基づき、生産性の高い業務に活用できる時間を提示する。さらに、空いた時間をどのような業務に充てたらより生産性が上がるかの、具体的な案を提示する。「Copilotの文化醸成」は、積極的にCopilotを活用しているイノベーターと、社内インフルエンサーを特定。イノベーターの活用事例をインフルエンサーから発信し、Copilotを自社に根付かせ定着化を図るための分析を行う。
Microsoft Viva Insightsのデータを、サービスで作成・提供する分析用の「Power BI」レポートに取り込み更新し、自社で継続的に分析を行えるように、ワークショップ形式でナレッジを提供する。企業は継続してCopilotの利用状況を測定・分析することで、成功している対策と改善が必要な点を把握しながら、無駄なく定着化を図ることが可能となる。
Copilot診断サービスの価格は300万円。期間は7週間。