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NEC、企業の散在するデータを仮想化技術により統合・管理する「Denodo Platform」を提供
2025年3月6日 16:31
日本電気株式会社(以下、NEC)は6日、Denodo Technologies株式会社(以下、Denodo)が提供するデータ統合・管理ツール「Denodo Platform」を提供開始すると発表した。これによりNECは、自社のDXの推進と、自らの実践に基づく生きた知見をもとに、顧客のDX加速を支援するとしている。
NECでは、近年の急速な市場変化やニーズの多様性に柔軟に対応する上で、DXの推進は必要不可欠であり、企業内に散在している多様なデータの活用が求められていると説明。散在するデータを複製することなく仮想統合する「Denodo Platform」を活用することで、安定的で利用しやすいデータ活用基盤をエンタープライズ領域向けに提供するとしている。
NECは「2025中計経営計画」の達成とさらなる成長を目的として、自社をゼロ番目のクライアントと位置付ける“クライアントゼロ”の考えのもと、社内DXを推進しており、社内DX推進を支える重要な基盤としてDenodo Platformを活用し、基盤の導入工数の最小化やコスト最適化などを実現していると説明。
この自社利用による技術・価値検証をもとに、専門スキルを持つ人材が事前検証からSIサービスまでをワンストップで支援可能な、プロフェッショナルサービスを提供するとしている。
Denodo Platformのクライアントゼロの実践で得た知見を集約し、データ活用基盤製品の選定を支援するコンサルティングサービスを提供する。これにより、短期・低コストでデータ活用基盤の導入を可能にするとともに、顧客のデータ活用に合わせたシステムアーキテクチャおよびロードマップの方針を提案する。
NECはこれらのサービスを、戦略策定やDX人材育成などとともに、顧客価値を創出するBluStellar Scenario「データ起点の意思決定能力向上による経営事業管理の良質化と進化」として提供する。
NECは、顧客を未来へ導くNECの価値創造モデル「BluStellar」において、Denodo Platformを顧客の変革を迅速に実現する製品・サービスとして位置付け、活用することにより、顧客の課題解決に貢献するとしている。