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SCSKセキュリティ、企業のセキュリティ対応強化からインシデント対応までを包括的に支援する「SCSKセキュリティリテイナー」を提供

 SCSKセキュリティ株式会社は2月27日、平時のセキュリティ体制の強化から、インシデント発生時の迅速な対応まで、企業の情報セキュリティ確保を包括的に支援する新たなサービス「SCSKセキュリティリテイナー」を提供を開始すると発表した。

 SCSKセキュリティリテイナーは、SCSKセキュリティのセキュリティ専門家が、平時には顧客のセキュリティ課題に関するさまざまな相談を受け、有事(セキュリティインシデント発生時)には適切な初動対応を提供、早期解決の支援を行う。

 サービスは、「評価」「改善」「対応」の3つの観点で、顧客の直面するセキュリティリスクに対して包括的な支援を提供する。また、オプションにより、顧客の要件に応じて柔軟なカスタマイズにも対応する。

 「評価」の観点では、顧客のセキュリティ体制や情報システムの脆弱性・リスクを調査・分析し、潜在的な脅威や弱点を特定する。これにより、現状のセキュリティレベルを正確に把握し、必要な改善策を講じるための基盤を築く。

 「改善」の観点では、特定された脅威や弱点に対する具体的な改善策を提案し、実施をサポートする。最新の技術と専門知識を駆使して、顧客のセキュリティ体制を強化し、インシデント発生のリスクを最小限に抑える。

 「対応」の観点では、インシデント発生時に迅速かつ効果的な対応策を提供し、インシデントの早期解決を支援する。また平時においては、顧客のセキュリティに関する懸念点や技術的な質問について、セキュリティアナリストが回答する。

 サービスメニューは、年間99万円で利用開始可能な「Basicプラン」を提供する。Basicプランには、セキュリティアセスメントによる顧客の問題点の洗い出し、ASMサービスによる攻撃対象領域の調査、脆弱性診断を通したリスクの評価、インシデント対応を支援するアドバイザリサービスが標準サービスとして含まれる。

 SCSKセキュリティでは今後、2030年までに国内300社との契約、年間売り上げ10億円を目指す。さらに、国内外のセキュリティサービスベンダーとの戦略的パートナーシップを強化し、共にエコシステムを構築することで、さらなるサービス品質向上を図るとともに、多様化する顧客のニーズに応えるサービスメニューを順次拡充していくとしている。