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ソフトブレーン、エンタープライズ/中堅向けに拡張性・安全性を強化したクラウド型CRMの新サービスを提供
2025年2月20日 11:00
ソフトブレーン株式会社は19日、中小企業向けに先行販売しているクラウド型CRMサービス「esm(eセールスマネージャー)」を、エンタープライズ/中堅企業向けに機能強化し、同日より提供開始すると発表した。
「esm」は、見込み顧客~提案中顧客~既存顧客へとまたがる、さまざまな顧客接点情報/やり取りをシームレスに共有・管理できるクラウド型CRMサービス。主に中小企業に向けて2024年9月より提供が開始されている。
この「esm」の開発にあたっては、それまでに得られた顧客からの要望や市場ニーズの調査・研究により、直感的な操作と洗練されたデザインのUIを採用し、UX(ユーザーエクスペリエンス)を向上させた。またAIを活用した入力支援やサジェスト機能などを搭載しており、担当者の事務作業の削減にも効果があるとのこと。
さらに、変化の激しいビジネス環境に対応するためにコンポーザブルアーキテクチャを採用し、ユーザー自身が業種・業態に合わせて必要な機能を選定/組み合わせられるので、システムの再開発が不要となり、コストと時間を大きく削減可能になっているという。
この「esm」は、中小企業向けに機能を絞って先行リリースされていたが、エンタープライズ/中堅企業向けに開発を継続しており、今回、「拡張性」と「安全性」を付加して新たに提供する。
このうち拡張性については、ローコードでの業務アプリ構築機能を搭載したほか、CSVのバッチ形式/Web APIを用いた、他システムとのデータ連携機能を強化。また、データ連携基盤「esm linkage」や、JSプラグインによる柔軟な画面カスタマイズへの対応などが行われた。
一方の安全性では、データ権限/ロール権限機能によって、個社の業務内容に応じた権限管理を実施できるのみならず、IP制限機能によってセキュアなアクセスも実現するとのこと。さらには、ISMS認証(ISO27001)とクラウドセキュリティ認証(ISO27017)の取得による、セキュアな運用体制も特徴とした。
これらの特徴により、ユーザー企業は、顧客接点部門だけでなく間接部門を含め、それぞれの業務で利用できるアプリを柔軟かつ迅速に構築可能。さまざまな顧客接点情報に基づくスピーディな戦略立案・推進、意思決定をセキュアな環境・運用下で実現すると、そのメリットを説明している。
1ユーザーあたりの価格(税別)は、顧客・名刺管理、スケジュール・タスク管理などに機能を限定した「Starter」プラン(5~30名)が月額1500円、顧客管理・営業管理に必要な基本機能をすべて利用できる「Basic」プラン(5~30名)が月額3500円。
顧客管理・営業管理機能に加え、セキュリティ面を強化、他システムとの連携機能を搭載した「Enterprise」プランが1万1000円。なお、Enterpriseプランは31名以上での利用となる。