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ラネクシー、ログの取得機能などを強化したPC操作ログ管理製品「MylogStar 4 Release7」

 株式会社ラネクシーは29日、PC操作ログ管理製品「MylogStar 4」の新版として、「MylogStar 4 Release7」を同日より販売開始すると発表した。

 MylogStar 4は、利用企業の環境に合わせて、1台のスタンドアロンPCから大規模構成、オンプレミスからクラウドまで各種ラインアップでカバーするPC操作ログ管理専用ソフトウェア。管理対象となるサーバー/クライアントのログオン・ログオフ、アプリケーション、ファイル操作、印刷、アクティブウィンドウなど、さまざまな操作ログを記録する機能を備えている。また、OSのカーネルレベルでログを取得しているため、ほかのロギングツールでは抜け道となってしまう部分でも、正確なログが取得できるとした。

 今回の新版では、まずWebログ取得機能を強化。ChatGPTなどの生成AIサービスにも利用される、HTTP/3プロトコルのWebログ取得に対応し、HTTP/3のWebサイトにアクセスした際のアクセス記録がWebログとして取得できるようになった。また、HTTP/2のWebサイトにアクセスした際の、Webページの表示パフォーマンスが向上している。

 加えて、Excel、PowerPoint、Wordにおいて、ファイルを開いて上書き保存した際、操作「保存」のファイルログが取得できるように、ファイルログ取得機能の取得精度を向上させた。各アプリケーションで「名前を付けて保存」の操作を行った際に取得される、操作「名前を付けて保存」のファイルログの取得精度も向上している。

 さらに、Consoleログの出力内容が拡充され、より詳細にMylogStar Consoleでの設定変更内容が把握できるようになった。設定変更を検知し、管理者にアラートメールを送信する機能も追加され、意図しないポリシー内容の変更といった場合などに、追跡を行えるとのこと。この機能は、Enterprise版とDesktop/FileServer版のStandalone Managerで利用できる。

 このほかクラウド版では、ポリシー設定画面にログ取得を制御できる設定として、「ログ取得」設定と「コンピューター」設定が追加され、取得したいログの種類を選べるようになったほか、通信監視したいアプリケーションや監視除外したいドメインを設定できるようになったことで、取得したいログをきめ細かに取得できるようになったとしている。

 また対応環境としては、Microsoft Windows 11 ,version 24H2、Windows Server 2022上でのリモートデスクトップ環境/RemoteApp環境などを新たにサポートした。