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ユビキタスAI、顧客の課題を包括的に解決する「HEXAGON スタートアップ パッケージ」

「HEXAGON」に賛同するスタートアップの製品・サービスをパッケージ化して提供

 株式会社ユビキタスAIは17日、顧客のさまざまな課題を包括的に解決するパッケージソリューション「HEXAGON スタートアップ パッケージ」を提供開始したと発表した。B2Bテクノロジー ビジネスプラットフォーム「HEXAGON(ヘキサゴン)」に賛同するスタートアップの製品・サービスを、用途ごとにパッケージ化して提供する。

 「HEXAGON」は、2022年6月に開始されたB2B テクノロジー ビジネスプラットフォーム。現時点では、64社のスタートアップを含む98の企業・団体が賛同しており、HEXAGONにおけるスタートアップとの連携では、各社の提供する製品・サービスをユビキタスAIが顧客企業へ販売しているという。

 しかし、スタートアップがそれぞれの製品・サービス単位で提供する場合は、1つの顧客課題解決にしか対応できず、結果として提供価値が限定的になってしまうほか、企業が抱える課題は多面的であり、その企業自体も気づいていない潜在的な課題も存在している。そのため、用途に応じた課題の提示や、複数の製品・サービスによって顧客の課題を引き出す、統合的かつ柔軟なソリューション提案が求められているとのこと。

 そこで、今回発表された「HEXAGON スタートアップ パッケージ」では、多くのスタートアップが提供する製品・サービスを、用途に応じてユビキタスAIがパッケージ化することにより、こうした課題解決を図る。また、企業が抱える1つの課題を解決するだけでなく、その企業が気づいていない潜在的な課題も発見し、企業が抱えている多様な課題を総合的に解決するとした。さらに、課題の解決策となり得る製品・サービスを検証し、有効な製品・サービスを短期間で導入できるため、新しい挑戦へのハードルを下げられる点もメリットだ。

 一方でスタートアップにとっても、自社製品・サービスが用途別にパッケージ化されて提案されることから、顧客が製品・サービスをより具体的にイメージできるようになり、より多くの販売機会が得られるといったメリットがあるとのこと。

 なお、現時点では以下の7つのパッケージがラインアップされている。

・スマートファクトリー:AI・ITなどを用いた生産性向上・業務効率化を行い「生産現場のスマート化」をトータルに支援

・スマートワーク:AI・ITを活用した幅広い職種・業務の効率化で「スマートなオフィスワーク」を実現

・スマートゲンバ:改善しづらいゲンバ作業者をさまざまなサービスで支援し「ゲンバのスマート化」を実現

・スマートHR:プロフェッショナルによるコンサルティング、研修やITサービスの活用で「人材育成とエンゲージメント」の強化を実現

・AI製品・ソリューション:生成AIからエッジAIまでの幅広いソリューションで「製品価値・業務効率化」の向上を実現

・新規事業・業務支援:新規事業創出、マーケティング支援、IPO準備からM&Aまで「トータルで事業推進」を支援

・開発支援関連製品・サービス:ITツール・ソフトウェア・シミュレーションツールで「開発業務の効率化」を実現