三井情報、クラウド型の多要素認証ソリューション「Beyond Identity」を販売開始

　三井情報株式会社は16日、米Beyond Identityと代理店契約を締結し、アクセス管理とパスワードレス認証のソリューション「Beyond Identity」を1月に販売開始すると発表した。

　Beyond Identityは、フィッシング、ランサムウェアやアカウント乗っ取りなど、急速に拡大するサイバー攻撃を阻止するために設計された、クラウド型の多要素認証ソリューション。主にフィッシングに強いパスワードレス認証を提供するセキュリティプラットフォームで、ユーザー認証、アクセス管理、デバイスポスチャやセキュリティに特化したサービスを提供する。また、安全性の向上だけでなく、情報システム部門において大きな負荷である煩雑なパスワード管理運用の解決も期待できるなど、さまざまな導入メリットがあるとしている。

　三井情報はこれまで、SWG、ZTNA、RBIなどのゼロトラストに必要なコンポーネントを提供しており、Beyond Identityとの連携により、認証を含めた包括的なゼロトラストセキュリティを実現する。

　Beyond Identityの導入により、パスワードレス認証の提供による利便性向上が図れ、パスワードを完全に排除して、生体認証やデバイスベースの認証を利用することで、セキュリティを強化しつつ、利便性の向上が期待できると説明。また、パスワードリセットや管理にかかるコスト・時間の削減が期待でき、ユーザーやデバイスの継続的な検証を行い、アクセスを動的に制御するゼロトラストモデルをサポートするとしている。