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ピュア・ストレージとキオクシア、ハイパースケールデータセンターの拡張性・効率性・性能強化に向け連携

 米Pure Storage(以下、ピュア・ストレージ)は現地時間3日、高性能でスケーラブルなストレージインフラを可能にする最先端テクノロジーの開発において、キオクシア株式会社と連携すると発表した。この連携を通じて、今日のハイパースケール環境におけるニーズ拡大への対応を図るとしている。

 ピュア・ストレージでは、従来のストレージ、特にHDDに依存するソリューションは、スピード、拡張性、信頼性に限界があり、電力消費量も大きいため、ハイパースケール環境のニーズに対応できないと説明。また、HDDベースのソリューションは、ハイパースケール環境で生成される膨大なデータの処理に必要なレイテンシーや、処理能力の条件を満たさず、最新のデータセンターに求められる統合性および拡張性の提供が困難だとしている。

 こうした問題を解消するため、ピュア・ストレージとキオクシアは連携を通じて、ハイパースケール環境のニーズに対応すべく、ゼロベースで構築されたデータストレージプラットフォームを提供すると説明。このプラットフォームにより、俊敏な拡張、ハイパースケールデータセンターの省エネ化、物理的なフットプリントの低減が可能になるとしている。

 提携では、ピュア・ストレージが提供するデータストレージプラットフォームと、キオクシアが提供するQLCフラッシュメモリの相乗効果により、ハイパースケーラーが高性能を維持したまま、データの急増に対応できるようにする。

 提携により、超高速、低レイテンシーの性能が、大規模なデータ集約型ワークロードをサポートし、顧客企業の需要の急拡大に対して高い信頼性で対応。物理的なリソースの低減と拡張性の強化により、ストレージコストを最適化し、総所有コスト(TCO)を削減するとともに、HDDと比較して、大幅な省電力化および運用コスト、物理的フットプリント、ハードウェア廃棄物の低減を可能にし、サステナブルなデータセンターを実現するとしている。