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電通デジタル、DX組織の持続的成長に向けた簡易診断プログラム「DX組織クイックスキャン」を提供

 株式会社電通デジタルは24日、DX組織の現状と課題を診断し、DX組織の持続的成長に向けた戦略を提案する簡易診断プログラム「DX組織クイックスキャン」を提供開始した。

 電通デジタルでは、各企業内には全社横断的なDX推進をリードする、あるいは既存組織からは生まれづらいイノベーションを創出するなどの役割を担うDX組織が立ち上がっているが、組織の立ち上がり数年たっても、想定していたような機能提供ができていない、あるいはDX推進における成果が一部の部署に限定され、組織全体での変革につながらないなど、DX組織が本来の目的を果たせていないケースが見られると説明。また、最近では生成AIの登場に見られるように加速するテクノロジーや、市場環境の変化に迅速に対応するためには、DX組織の持続的な強化が不可欠だとしている。

 こうした背景を受け、企業のDX推進支援における知見と実績を持つ電通デジタルが、DX組織が抱える問題を特定して次の成長戦略を提案するプログラムを開発した。

 DX組織クイックスキャンは、オンライン上で完結するクイック診断プログラムで、無料で誰でも利用可能。忙しい担当者にも利用しやすい設計で、診断のためのアンケートは15分程度で回答を完了できる。

 組織の「マインドセット」から「人材構成」「組織体制」「企業文化」など、DXの成功に欠かせない重要な要素を、電通デジタルが培った知見をもとに網羅的に診断する。診断では、DX組織が陥りがちな、典型的な9つのパターンに分類し、組織が直面している問題を客観的に把握できる。診断結果は、組織の現状について動物をモチーフにしたレポートで提示する。

 また、既に顕在化している問題だけでなく、潜在的な問題点も洗い出し、組織が抱える根本的な問題を明確にする。

 診断では、現状分析にとどまらず、組織が成長するための方針やアクション例も提示する。これにより、診断結果をもとに成長に向けた次のステップへのヒントが得られる。

 電通デジタルは、今回のプログラムをはじめとして、ビジョン構築から顧客体験設計、業務プロセスの最適化、さらにそれらを実現するための組織構築や人材育成プログラムまで、企業の自律的な変革を推進する統合的な支援を提供していくと説明。今後も、クライアント企業の持続的な成長に、独自のプログラムで貢献していくとしている。

「DX組織クイックスキャン」アウトプットイメージ