ニュース

電通グループ3社が「DX診断 for システム」を提供、マーケティングシステムに特化し課題抽出とソリューション提示を実施

 株式会社電通デジタル、株式会社電通、株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)の電通グループ3社は24日、マーケティングシステムに特化した課題の抽出とソリューションを提示する「DX診断 for システム」を提供開始したと発表した。

 電通デジタルと電通は、2020年9月より、企業のマーケティング領域におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の課題を、「顧客体験」「システム」「データ・人材」「組織・業務」の4領域で可視化するサービス「Dentsu Digital Transformation診断」を開始した。

 両社では、同サービスにおいて、診断によって20種を超える業種のDX課題を明らかにしていく中で、顧客体験を下支えする「システム変革」に関するニーズが急速に高まっているとして、今回はISIDをチームに加え、「DX診断 for システム」をメニュー化したという。

 このサービスでは、電通デジタル、電通のマーケティング支援力と、ISIDのシステム構築力を掛け合わせ、マーケティング戦略とシステムの両側面から課題を明らかにする。また、統合的かつ実効性のあるソリューションにより、理想の顧客体験を実現するマーケティングシステムの実装を推進し、企業のマーケティングDXを支援するとしている。

 具体的には、診断結果からマーケティングシステム構成の現状課題(AS-IS)を抽出するとともに、理想の顧客体験をもとにした、あるべきマーケティングシステムの構成設計(TO-BE)と、その実現に向けた具体的なマーケティングシステムの導入・改善ステップまで落とし込み、実装・運用まで並走して利用企業を支援するとのこと。

 なお、その際には、システム構築に必要となる要素を網羅した、実効性のある6種類のアウトプットを提供し、プロジェクト計画や要件定義へとスムーズに移行可能とした。また、サービスは2時間×4セットの短期完結型で提供され、効率的なプロジェクト推進を行えるとしている。

DX診断 for システムのサービス概要