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キヤノンMJ、自治体の水道業務効率化を支援する「水道メーター取替業務効率化パック」

特定業務向けハンディターミナル端末とアプリをセットにしたサービスを順次提供

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は18日、キヤノン電子株式会社の新サービスとして、特定の業種・業務に特化したハンディターミナル専用の業務アプリケーションとハンディターミナル端末をセットにしたサービスを、2025年4月より提供開始すると発表した。第1弾として、自治体の水道事業の業務効率化を支援する「水道メーター取替業務効率化パック」を提供する。

 膨大な数の水道メーターを管理している自治体の水道事業では、在庫管理や設置・交換状況の情報管理に多くの手間と時間がかかっているほか、手入力や目視によるデータの転記・登録ミスのリスクもあり、正確性の向上と業務効率化が求められている。しかし、その解決策であるシステム導入には時間やコストがかかり、多くの自治体において課題になっているとのこと。

 キヤノンMJでは、そうした課題を解決するため、ハンディターミナル専用の業務アプリケーションと端末をセットした新サービスの第1弾として、自治体の水道事業において、水道メーターの取り換え業務の効率化を支援する「水道メーター取替業務効率化パック」をラインアップした。

 同サービスでは、水道メーターのシリアル番号の二次元コードを端末で読み取り、自治体で運用している水道料金システムのマスタデータ(メーター設置情報・交換予定情報)・交換実績データとの連携が可能。これにより、手作業や手入力による業務負荷とデータの登録ミスを削減でき、業務効率化が促進されるという。また、業務アプリケーションと専用ハンディターミナル端末をパッケージで提供することで、短期間・低コストでの導入を実現する。

水道メーター取替業務効率化パックの利用イメージ

 なお提供される端末は、IP65の防塵防滴性能を備え、1.8メートルの高さからの落下にも耐える堅牢な設計を採用。Android OSを搭載し、5.5型の高解像度タッチパネルの採用によって、高い視認性と直感的な操作性を実現している。加えて、バーコードや二次元コードを素早く認識できる高性能な読み取りエンジンを搭載するとのこと。

 さらに、4G/LTE回線を利用した通信機能を備え、音声通話や、地図アプリと連携して位置情報の閲覧やルート確認などを行えるので、デバイスを1台に集約可能としている。

専用ハンディターミナル端末

 また今後は、物流業や製造業向けの業務アプリケーションも順次展開していく予定だ。