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マクニカ、Boxへのデータ移行作業支援ツール「Hakonnect for データ移行」

管理者版とユーザー版を提供、コストを押さえた移行に対応

 株式会社マクニカは18日、Box導入時のデータ移行作業を支援するツール「Hakonnect(ハコネクト) for データ移行」を11月中旬に提供開始すると発表した。

 マクニカによれば、Boxへのデータ移行は、手動によるアップロードではなく専用の移行ツールを利用することで、データ移行を高速に行えるほか、エラーが発生した際にも原因特定が容易になるといったメリットがあるという。しかし、データ容量に応じた従量課金制のツールを利用した場合、移行費用の予測ができず適切な予算を確保しづらい点が課題となっていた。

 また、最近ではユーザー自身がデータの移行作業を行うケースが増えているというが、多くのデータ移行ツールは、ユーザーが利用する際に管理者向けの移行ツールをそのまま利用するため、不要な機能が多かったり、余分なコストがかかってしまったりしているとのこと。

 そこで同社は、管理者版とユーザー版の2つのラインアップを持つ、Boxへのデータ移行支援ツール「Hakonnect for データ移行」を新たに提供する。サブスクリプションで提供するため、容量無制限で利用できるほか、ユーザー版は必要な機能に絞って提供するため、コストを抑えられるなど、こうした課題を解決できる点が特徴という。

 機能面では、ドラッグ&ドロップなどで利用できるシンプルなUIを提供。ネットワークの使用量を制限または調整し、ネットワークの負荷を抑えつつ移行作業を行える帯域制御機能や、特定の時間や日にデータ移行タスクを設定するスケジュール機能などを備えている。

 管理者版ではさらに、効率的な移行を支援するため、データのアップロードやダウンロード時に複数のファイルを同時に処理したり、複数ユーザーで並行してデータ移行の処理を行ったりする機能を搭載。加えて、GUIを介さず、コマンドを入力してツールを操作できるコマンドライン機能も備えており、スクリプトを作成して自動化するといった運用にも対応する。