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日立ソリューションズ、クラウドネイティブな業務アプリのスケジュール管理を支援する「クラウド型ジョブスケジューラーサービス」

 株式会社日立ソリューションズは26日、運用管理者が手作業で行ってきた業務アプリケーションのスケジュール管理を支援する「クラウド型ジョブスケジューラーサービス」を、10月1日に販売開始すると発表した。

 サービスの第1弾では、Amazon Web Services(AWS)上のクラウドネイティブな業務アプリケーションを対象に、それらの実行スケジュールをシンプルなGUIで設定でき、休日の振り替え実行などの柔軟な自動化が行えるようになる。

クラウド型ジョブスケジューラーサービスのイメージ図

 日立ソリューションズでは、企業が提供するクラウド上のデジタルサービスが急増する中、企画や事業部門などにおいてもデータ処理やAIモデルトレーニングのようなジョブを実行する重要性が高まっていると説明。ジョブの実行には、規則的な繰り返しのほか、休日や祝日に配慮した例外的な対応も多く、運用担当者の誤ったジョブ実行の防止や業務負荷の軽減が課題になっているという。

 今回提供するサービスは、AWS上のクラウドネイティブな業務アプリケーションを対象に、Webブラウザー上でカレンダー形式などのシンプルなGUIを提供し、ジョブ実行の繰り返しルールの作成から、休日の自動振り替え、将来の実行予定の把握までを支援する。従量課金の料金体系も選択できるため、スモールスタートが可能。今後、AWS以外のクラウドサービスへの対応など、機能拡充を行っていく。

 従量課金プランは、ジョブ実行1件当たり5.5円(税別)で、ジョブ実行数に応じた月額料金となる。このほか、ジョブ実行数が多いユーザー向けの月額基本料+従量課金プランや、1年分を最初に支払う年間プランも提供する。

 日立ソリューションズは、長年にわたる運用管理関連の製品開発の経験や、導入・運用に関するノウハウの下、クラウドネイティブでの高い利便性と効率的なシステム運用を支援し、持続可能な企業経営に向けたサステナビリティトランスフォーメーション(SX)に貢献していくとしている。