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バッファロー、リモート管理サービス「キキNavi」で法人向けNASのリモート設定を可能に

 株式会社バッファローは18日、リモート管理サービス「キキNavi」において、遠隔地からNASの設定変更が可能となるリモート設定機能を同日より提供開始すると発表した。同社の法人向けNAS「TeraStation(テラステーション)シリーズ」の対象機種においてファームウェアアップデートを行うことにより、無料で利用できるという。

 キキNaviは、インターネットを経由して遠隔のNASや法人向けルーター、無線LANアクセスポイント、スマートスイッチなどを管理可能にするリモート管理サービス。HTTPS通信を行える環境であれば特別なネットワーク設定は不要で、対応機器の状態を常に監視し、障害発生の際には直ちに管理者へ通知する機能も備えている。

 今回提供されるリモート設定機能は、管理対象の機器のうち、遠隔地に設置されたNASに対し、キキNaviからインターネット経由でWeb設定画面へアクセスし、NASの障害対応や設定変更をリモートから行える機能。ユーザー追加/アクセス権限変更/共有フォルダー設定/バックアップ設定変更/設定情報一覧のダウンロードなど、従来、現地訪問での対応が必要だった作業を遠隔から実施できる。

 またキキNaviでは、登録されたユーザー(担当者)が自分の管理する機器に、必要となる監視・簡易操作・リモート設定といった権限を担当者ごとに設定できるため、機器管理を複数人で行うことも可能とのこと。

 なお、対象となる機種・対応ファームウェアバージョンは以下の通り。

・TS5020シリーズ(対応ファームウェア:Ver.1.74以降)
・TS5010シリーズ(対応ファームウェア:Ver.5.90以降)
・TS3030シリーズ(10月下旬の初回出荷時から対応予定)
・TS3020シリーズ(対応ファームウェア:Ver.5.90以降)

 さらに今後は、TS7010シリーズ、TS6000シリーズでも順次対応する予定だ。