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KDDI、Amazon Bedrockを用いた生成AIチャットソリューションなどを提供

次世代コンタクトセンターの構築を支援するDXソリューションも

 KDDI株式会社は12日、5月より展開しているビジネスプラットフォーム「WAKONX」のラインアップに、Amazon Web Services(AWS)の生成AIサービス「Amazon Bedrock」を利用した生成AIソリューションを追加し、提供開始すると発表した。

 今回提供開始するのは、1)Amazon Bedrock 生成AIチャットソリューションと、2)生成AI Amazon Connect DXソリューションの2つ。

 1)は、売上実績や業務マニュアルなどの企業内データを取り込み、Amazon Bedrockとセキュアに連携することで、高セキュリティかつ効果的な生成AIチャットの業務活用を支援するもの。社内情報の検索や問い合わせへの自動応答、アンケート結果の分析支援、営業資料作成の時間短縮などが可能になるという。また、標準的な法人向け生成AIチャットUIの構築や、チャットツールの活用など、利用企業のニーズに応じて、PoCから本格導入までをサポートするとした。

 一方の2)では、コンタクトセンター向けソリューション「Amazon Connect」とAmazon Bedrockを活用した、ニアリアルタイムでの音声認識に基づく提案支援などが可能な、次世代コンタクトセンターの構築をサポートする。

 なおKDDIでは、4月1日から、グループ内のアイレット、KDDIアジャイル開発センターとともに、auスマートパスなどのサービスや、コールセンター業務の効率化および生産性向上に関する実証実験を実施してきた。

 この実証では、社内問い合わせの窓口業務の回答作業負荷を3割削減が見込まれるなどの成果が確認されており、今回のソリューションは、その成果を踏まえて提供開始されるとのこと。