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デル・テクノロジーズとNutanix、ハイブリッドクラウド環境の合理化に向けた「Dell XC Plus」と「Dell PowerFlex with Nutanix Cloud Platform」を発表

 Dell Technologies(以下、デル・テクノロジーズ)とNutanixは現地時間8月13日、ハイブリッドクラウド環境の合理化を支援する2つのソリューションとして、「Dell XC Plus」と「Dell PowerFlex with Nutanix Cloud Platform」を発表した。

 新しいソリューションは、Nutanix環境の柔軟性と制御・管理性を再定義し、各ソリューションが主要なIT課題に正面から取り組むことで、将来に備えた基盤づくりを進めている企業を支援するものだと説明。ソリューションの販売と提供は、デル・テクノロジーズが行う。

 Dell XC Plusは、Nutanix Cloud Platformソフトウェアスタックと、「Dell PowerEdge」サーバーを統合することで、オンプレミス環境とハイブリッドクラウド環境を簡素化するために設計された、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)ベースのターンキーアプライアンス。

 一元化したコントロールプレーン、堅牢な自動化機能、Nutanix AHVハイパーバイザーとの統合、レジリエントな分散型クラウドアーキテクチャーを提供する。これにより、顧客はハイブリッドクラウドの簡素化や、運用の効率化、パフォーマンスの最大化を実現できるとしている。

 また、デル・テクノロジーズとNutanixは、「Dell PowerFlex with Nutanix Cloud Platform」として、「Nutanix Cloud Platform」と「Dell PowerFlex」を統合して提供すると発表した。PowerFlexは、Nutanix Cloud Platformがサポートする、初の外付けストレージとなる。

 今回のソリューションは、デル・テクノロジーズが提供するソフトウェアデファインドインフラストラクチャーであるPowerFlexを、Nutanix AHVハイパーバイザーおよびNutanix Cloud Platformとネイティブに統合することで、ハイブリッドクラウド体験を強化すると説明。両社の顧客は、エンタープライズレベルでのデータ保護とディザスタリカバリー(DR)、ネットワーキングとセキュリティなど、Nutanixソフトウェアのすべての機能と特長を保ちながら、外付けストレージによる柔軟性を向上できるとしている。

 また、コンピューティングとストレージを分離して管理しながら、ハイパーバイザーを実行し、大規模環境での卓越したパフォーマンスを実現することで、インフラストラクチャーの複雑性に対処できるとしている。

 PowerFlex with Nutanix Cloud Platformは、2024年下半期に早期アクセスを提供開始予定。