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コンフィデンシャルサービス、三谷産業データセンターの顧客向けに実質再エネ電力利用の契約証明書を発行する「環境価値提供サービス」を提供

 三谷産業株式会社の子会社で、三谷産業が保有するデータセンターを運営する同社子会社のコンフィデンシャルサービス株式会社は18日、7月に「環境価値提供サービス」を提供開始したと発表した。

 環境価値提供サービスは、三谷産業データセンターのハウジングサービスを契約する企業を対象に、顧客が三谷産業データセンターで非化石証書付きの実質再生可能エネルギー電力を利用しているという契約証明書を発行し、環境価値を提供する。

 コンフィデンシャルサービスでは、2023年4月の改正省エネ法施行により、一定規模以上のエネルギー使用者には、非化石エネルギーへの転換の目標に関する中長期計画の作成と、非化石エネルギーの使用状況などの定期報告が求められるようになり、また、先進的な企業では、自社の温室効果ガスの排出量を削減するだけでなく、サプライチェーン全体から発生する排出量の削減に取り組む動きも広がっていると説明。

 一方で、AIの普及などによりデータ使用量が激増し、データの計算処理の高速化が求められるにつれて、データセンターなどにおける電力消費量が大幅に増加し、それに伴って温室効果ガス排出量も増加することが見込まれるという。

 そうした社会的背景のもと、コンフィデンシャルサービスは環境問題への取り組みを強化するため、7月から北陸電力株式会社が提供する実質再生可能エネルギー電気メニュー「かがやきGREEN」を導入し、三谷産業データセンターで使用する電力の一部に適用を開始した。この環境に配慮した電力を使い、三谷産業データセンターのサービスを顧客に提供している。

 さらに、環境価値提供サービスとして、顧客が実質再生可能エネルギー電気を利用し、温室効果ガス削減に貢献しているという契約証明書を、コンフィデンシャルサービスから発行するオプションサービスを提供する。

 コンフィデンシャルサービスでは、サステナビリティを意識した顧客の環境への取り組みを支援するとともに、サプライチェーン全体における温室効果ガスの排出量削減への貢献につながるサービスとして、引き続き注力していくとしている。