エーピーコミュニケーションズ、開発者ポータルBackstageのマネージドサービス「PlaTT」シリーズを提供

　株式会社エーピーコミュニケーションズは9日、開発者ポータル「Backstage」のマネージドサービス「PlaTT」シリーズを提供開始した。

　PlaTTシリーズは、開発者ポータルのBackstageとAIを組み合わせ、最短1日でBackstageが導入できるとともに、AIを活用した独自プラグインやテンプレートをすぐに利用できる。これにより、セルフサービス機能とインフラストラクチャオペレーションの自動化により、開発者のエクスペリエンスと生産性を向上させる「プラットフォームエンジニアリング」に、企業がすぐに取り組める環境を提供する。

　独自プラグインやテンプレートなどのソリューションを活用した柔軟性・拡張性を備え、さらにこれらのアプリケーションと合わせて、チーム構築からセルフサービス化までのコンサルティング型の並走支援にも対応する。

　「PlaTT BASE」は、PlaTTシリーズの根幹となる、Backstageのマネージドサービス。Backstageはカスタマイズ可能な範囲も広く、生産性向上に激的な効果をもたらすが、その分高度な技術が求められ、日々の運用保守にも手間がかかるといった課題を解決し、開発生産性を向上させる。PlaTT Baseの価格は月額20万円から、最低利用期間は6カ月。PlaTT Baseの動作にかかるMicrosoft Azure費用は別途必要。

　「PlaTT AIアシスタント」は、システムに関する各種問い合わせに対応する、PlaTTのAIアシスタントプラグイン。 組織独自の情報も活用できる。日々の開発で発生する組織内の各種問い合わせに対し、バックエンドの生成AIと連携するインターフェイスを提供する。会議の議事録を自動生成することで、過去経緯の蓄積にも対応する。PlaTT AIアシスタントの価格は月額10万円から、最低利用期間6カ月。PlaTT AIアシスタント動作にかかるMicrosoft Azure費用は別途必要。

　「PlaTT Software Template」は、Backstageのテンプレートを提供する定額制のサービス。プロジェクトの効率化と迅速な立ち上げサポートのために、さまざまな用途に応じたカスタマイズ可能なソフトウェアテンプレートを毎月提供する。PlaTT Software Templateの価格は月額5万円から。

　「PlaTTオンボーディング」は、プラットフォームエンジニアリングとBackstageの社内浸透を推し進めるオンボーディングコンテンツ。開発者ポータル未経験者でもスムーズに学べるコンテンツと、学習中のつまずきポイントを可視化できるモニタリング機能をPlaTT上で提供し、新規ユーザーの立ち上がりをサポートする。PlaTTオンボーディングの価格は、基本プランが20万円、オプションが月額1万円。

　「PlaTT並走サービス」は、エーピーコミュニケーションズがDevOpsを長年にわたり支援する中で培ってきた、クラウドネイティブを中心としたモダンな技術と、それに適した組織体制構築のためのノウハウを生かし、プラットフォームエンジニアリングの組織体制構築やシステムの開発・構築・運用の並走支援にとどまらず、テンプレートの提供やプラグインの開発などPlaTTの拡張を並走で支援する。

　PlaTT並走サービスの価格は、「プラットフォームチーム体制立ち上げ支援」メニューが月額200万円から、「内部開発者向けプラットフォーム（IDP）導入支援」メニューが月額150万円から、「開発者ポータル並走支援」メニューは要相談。