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Microsoftが7月の月例パッチ公開、139件の脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は10日、7月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Office、SharePoint、Microsoft .NET、Visual Studio、Dynamics 365、Microsoft SQL Server、Azure DevOps Server、Microsoft Azure、System Center。また、Microsoft Edgeは、月例の修正パッチとは別のタイミングでアップデートが行われている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 11/10、Windows Server 2022/2019/2016)、SharePoint。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで139件、うち最大深刻度が“緊急”のものが5件。

 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「Windows Hyper-Vの特権の昇格の脆弱性(CVE-2024-38080)」と「Windows MSHTMLプラットフォームのスプーフィングの脆弱性(CVE-2024-38112)」の2件については、更新プログラムの公開前に悪用が確認されているとして、マイクロソフトではセキュリティ更新プログラムの適用を早急に行うよう推奨している。