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ギブリー、マーケティング業務に特化した生成AIツール「マーケGAI」正式版を提供

 株式会社ギブリーは19日、マーケティング業務に特化した生成AIツール「マーケGAI」の正式版をリリースすると発表した。

 正式版では、1)マーケティング業務へのUIの最適化、2)クリエイティブ生成機能の追加、3)データ分析機能の追加――の3点を軸に大幅な刷新を行った。これにより、企画・ライティング業務をより効率的に進められるようになっただけでなく、デスクリサーチからSNS投稿画像生成、リーガルチェックに至るまで、マーケティングにおける幅広い領域の業務効率化をカバーできるとしている。

 ギブリーでは、マーケティング業務において精度の高いアウトプットを実現するためには、ターゲット情報と商品情報の理解が欠かせないが、それをAIで再現するには、毎回それらの情報を指示文として入力する必要があり、作業効率の面で課題があったと説明。こうしたAI活用におけるルーティン作業を効率化するため、ターゲットおよび商品情報を登録し、必要に応じて呼び出せるように機能を改修した。これにより、マーケティング担当者は毎回情報を入力する手間が省け、より効率的にAIを活用できる。

商品情報や簡単なターゲット情報を指定することで、プロファイリングしてペルソナを生成
生成したペルソナは登録でき、コンテンツアシストに利用できる

 また、マーケターの業務には、商品企画からSNSやライブ配信などの多岐にわたるコンテンツ関連業務が存在するが、マーケGAIの新機能では、それらの業務を自動化できると説明。事前に登録したターゲット情報と商品情報をもとに、AIが自動で用途に合わせて最適なコンテンツを生成することで、マーケターは手作業でコンテンツを作成する負担から解放され、より戦略的な業務に注力できる。

 生成されたコンテンツが法律に触れる表現を含んでいないかのリスクチェックについても、AIが自動で判別する。これにより、コンプライアンス違反のリスクを未然に防ぎ、安心してコンテンツ発信が可能になる。

商品画像に任意の背景を生成する画面。販促カレンダーに合わせて、季節性のあるデザインをマーケターひとりで簡単に取り入れられる

 新たに搭載された「デスクリサーチ」機能は、Webサイト情報を自動でクローリングし、指定の情報を収集する。これにより、マーケターは手作業で情報を収集する時間と手間を大幅に削減できる。

 また、「分析」機能を活用することで、市場調査から取得したアンケートデータをアップロードし、それらに自動でクラスタ分析をかけられる。この機能により、マーケターは調査結果から有意義なインサイトを効率的に導き出せる。

デスクリサーチの画面。情報を取得したいURLを入力すると、任意のWebサイトから情報を簡単に表形式で出力できる