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KDDIとシャープなど4社、アジア最大規模のAIデータセンター構築に向け協議

 KDDI株式会社、米Super Micro Computer(以下、Supermicro)、シャープ株式会社、データセクション株式会社の4社は2日、アジア最大規模のAIデータセンター構築に向け、協議を開始することに合意したと発表した。

 AIが加速度的に進化する中、急増するAI処理に対応できるAIデータセンターの構築が求められているが、大規模なAI計算基盤を持つデータセンターを構築するにあたっては、最先端の演算装置の調達、設備の発熱を抑える高効率な冷却システムの整備、電力・場所の確保の3点が課題となると説明。各パートナー企業のアセットを集結し、これらの課題に素早く対応したAIデータセンターの構築を目指すとしている。

 4社は今後、合意に基づき、シャープの堺工場跡地にAIデータセンターを構築し、早期に稼働を開始することを目指す。AIデータセンターには、NVIDIAのGB200 NVL72を1000ユニット規模有することを想定するなど、AI計算基盤を構築することを検討しており、Supermicroが発熱量に対応可能なプラットフォームを提供することを協議する。

 シャープの堺工場跡地に構築することで、十分な電力と場所を確保できる見込みで、データセクションはAIデータセンターの運営支援を実施。KDDIはネットワークの構築・運用などで、AIデータセンター構築をサポートしていく予定としている。

調印式の様子