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NRIセキュア、企業のサイバー攻撃への耐性強化を支援する「サイバーレジリエンス能力向上サービス」

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は23日、企業や組織におけるサイバー攻撃への耐性強化を目的とした「サイバーレジリエンス能力向上サービス」を提供開始すると発表した。

 サイバーレジリエンス能力向上サービスは、サイバー攻撃への耐性(レジリエンス)に必要なセキュリティ関連業務の可視化から、業務プロセスの立案と導入までを、NRIセキュアのコンサルタントが企業の情報セキュリティ担当者に伴走しながら支援するもの。

 同サービスでは、まず、日本シーサート協議会の「CSIRT人材の定義と確保」、ENISA(欧州ネットワーク・情報セキュリティ機関)の「European Cybersecurity Skills Framework(ECSF)」といったフレームワークと、NRIがコンサルティングサービスの提供を通して培った知見を組み合わせて作成された「サイバーセキュリティ業務可視化シート」をもとに、導入企業のサイバーセキュリティ業務を可視化したうえで、サイバーレジリエンスの能力向上のために必要な業務を選定し、対策優先度を設定していく。

 続いて、選定されたサイバーセキュリティ業務に対しては、サイバーレジリエンスの能力向上を実現するための具体的なプロセスを定義する。当初は、NRIセキュアが主体的に対象業務をサポートしながら、OJT(職場内訓練)形式で導入企業の人材育成を実施していき、最終的には導入企業の担当者が主導して業務を遂行できるように、段階的なプロセスを立案するなど、伴走型の支援を提供するとした。

 なおNRIセキュアはこれまで、さまざまな業界の企業に対して、サイバーセキュリティの戦略策定から対策実行支援までを包括的に支援してきた実績を持っており、その中で培った知見をもとに、各企業の状況に応じたサポートを柔軟に行うことで、着実なサイバーレジリエンス能力の向上を支援するとしている。