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アグレックス、業務改善とDX人材の育成を図る共創型ワークショップ「プロセス変革チャレンジ」

はなさく生命保険が先行導入

 株式会社アグレックスは16日、業務改善とDX(デジタルトランスフォーメーション)人材の育成を支援する共創型ワークショッププログラム「プロセス変革チャレンジ」を提供開始すると発表した。

 「プロセス変革チャレンジ」は、DXを推進するうえで不可欠なBPM(Business Process Management)の国際標準規格の表記法「BPMN(Business Process Model and Notation)」を用いて、利用企業における業務課題改善案の抽出と、DX人材の育成を同時に実現するサービス。

 BPMNの最新バージョンであるBPMN2.0を体系的に学んだうえで、そのフレームワークに基づいて、利用企業の実業務を題材に、業務に存在する課題や問題点を可視化し、ビジネスプロセスのあるべき姿と実現手法の検討・定義を、3カ月間のワークショップ形式で実施する。

 このワークショップでは、アグレックスのビジネスプロセスアーキテクトおよびDXプロセスデザイナーが、利用企業と共同で改革構想書を作成し、経営層に提案を行う。改革構想書には、あるべきビジネスプロセスをBPMN2.0で記載した図と、BPMツールで実装されたビジネスプロセスオートメーション実装モックアップ(プロトタイプ)が含まれるため、デジタル化されたビジネスプロセスの具体的なイメージを共有でき、経営判断が迅速かつ正確に行えるとした。

 また、サービスを通じてBPMの知識と実践スキル、課題発見力や課題解決力が身に付くため、社内のプロセス改革リーダーとなり得るDX人材の育成につながるとのこと。加えて、このサービスで題材とする業務以外にも適用することで、社内全体でのDX推進が期待できるとしている。

 このほか、ビジネスプロセスの重要性を経営層と従業員が共有・議論し、協力して目標に向かって進むことにより、組織の一体感が醸成される点もメリット。これにより、情報伝達や意思決定がスムーズに行われ、ビジネス競争上の優位性が高まるとのことだ。

 プロセス変革チャレンジの料金は、参加人数や期間、題材とする業務数等によって変動するが、参加人数10名、3カ月間(7セッション+構想発表会)の場合では参考価格500万円(税別)から。

 なお今回の発表に先駆けて、はなさく生命保険株式会社が先行して採用している。同社では、紙で受領する各種申込書への対応が負荷となっており、現場の社員主導による業務プロセス改革を実行していくために、このサービスを導入したという。現在は、同サービスで策定した構想案をもとに、BPO委託範囲の拡大やシステム導入を計画しているとのこと。

「プロセス変革チャレンジ」の提供イメージ